会場が柏崎工業高校だったのですが、校門を通り会場へ行くまでの間に会う生徒がみんなすれ違うたびに「こんにちは」と元気良く挨拶をしてくれました。初めての講演前で緊張をしていたのですが高校生の挨拶で気持ちよくなり少し緊張が和らげました。高校生に挨拶の大切さを教えてもらいました。
私たち製造業の現場で働く大人はどうでしょう?おそらく会釈するくらいですよね?
高校生を見習いましょう!
新潟県高等学校教育研究会工業部会(機械科・電子機械科)様にて「最新の技術による技能の低下」と言う演題でお話をさせていただきました。NC化により基盤となる技能の継承がしにくくなってきているや、分業制では工作機械の性能を全て引き出せない・機械精度以上のものは加工できないなど1時間ほどお話させていただきました。
講演会終了後に課題研究の取り組みなどについての研究発表を拝聴しました。
私は普通科出身だったこともあり、工業高校がどんな所でなにをしているのかを知りました。素直に「工業高校生はスゴイ!」と思いました。学校の用具を修理・製作を行ったり、ロボットまで作っていました。実際に学校の用具を製作する再にも、普段使っていて使いにくかったりしそれを改善する為に物を作る、実際に作ってみて不具合があればなぜ駄目なのか考える、そしてまた作る。しかも作ったものが実際に役に立っているという点でも、ものづくりの楽しさ・達成感や充実感を感じてくれるでしょう。素晴らしいです!
大学でこんな事はやりませんでした。工業高校の強みです。
ロボットに関してもいろんな運動変換要素を取り入れて複数作り実際に動かす。また発表の場を設け学生にプレゼンさせる。説明を受ける側も中学生などで工業高校はこんなところなんだと興味をもって進路選択の一つになるでしょう。
塩沢商工高等学校では、座学は学校、実技は民間という内容でお話がありました。先生の言葉の中に「百聞は体験にしかず」とおっしゃっていました。まさにその通りだとおもいます。いくら大学で勉強しようと実際に体験したことでないと本当の意味で自分のものになりませんからね。我々も未来の技術者のためにも協力できることがあればしていきたいですね。
残念だった事が一つだけあります。懇親会に参加したかった・・・