ものづくりマイスターカレッジ開校式に出席しました｜現場たたき上げ技術者の機械工学

第11期ものづくりマイスターカレッジ開校式に出席しました。今期は、柏崎市外からの参加もあり全コース合わせて31名からの長期研修のスタートとなりました。技能検定実技のみのコースもありますので是非興味のある方はご参加ください。

開校式の中で、主催者からの挨拶の中で「製造行はピラミッド式で無ければいけない」というお話がありました。ピラミッドの頂点である最先端の技術を支えているのは基本となる技術がありしっかりとした基盤が必要だということです。確かに、海外では最先端の技術を使ってそれなりの製品を作ってはいますが、基となる技術の基盤が無い為に安定性やちょっとしたトラブルなんかには対応できていません。やはり、基本となる技術・技能がなければいかに素晴らしい技術があっても使いこなせませんからね。近年言われている技能の空洞化ですね。受講生の方はしかっりと基本の技術を学んでいってください！！

開校式終了後に懇親会へと移りました。こっちの方が楽しみでした。（笑）
懇親会では昨年の受講生の感想などを聞け満足いただけたことに一安心しました。D.L.Kirkpatrickの評価の４レベルの概念であるレベル１の段階はクリアしてもらえたものと思います。最終的にはレベル４「受講者が所属する職場は良くなったか」を満たせるように日々精進していって下さい。

私の考えですが、このものづくりマイスターカレッジは、企業側もOJTで指導するよりもコスト・時間的な面でもかなりお得だと思います。だって1年間の研修で従業員が「技能士」になって帰ってくるんですから！