現場たたき上げ技術者の機械工学 [MECHANICAL ENGINEERING]

センターレス(芯なし研削盤)VS 円筒研削盤

センターレスとは芯なし研削盤とも呼ばれ丸物の外形をチャッキング無しで研削することが出来る研削盤です。

 

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センターレスの長所として

・作業が連続的で、製品の着脱の時間や機械操作の時間が無く生産性が高い
・センタ(芯押し)やチャックによる研削に比べて取り付けの誤差が無く細長いものでも

変形を防ぐことができ効率がいい
・ 芯だしなどが必要ないため未熟練者でも扱える
・ 研削しろが少ないので、砥石の減りが少ない
などが上げられます。

 

短所としては
・ 円筒研削に比べ少し精度が劣る
・ 準備時間が掛かる
・ 工作物の形状に制限がある(キー溝など)場合加工が困難になる
などがあげられます。

 

精度が円筒研削盤に比べ多少、劣るにしても生産性が高い事と細長いものが研削できるので重宝しています。
普及率は円筒研削盤はかなりの工場で普及していますが、センターレスは、用途が限られてきているので所有している工場は円筒研削盤に比べ少ないですね。

 

センターレスで加工を行った例
小型ピストン

 


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