東京ビッグサイトで行われたJIMTOF2016、日本国際工作機械見本市へ24名で行ってきました。
社長からおにぎり、お茶、ビールの差し入れをいただいて賑やかに出発しました。
が、朝早いこともありアルコールを飲んだらみんな寝てましたね(笑)
会場に着き、各自でそれぞれのブースを見て周りました。
写真や動画を取りたかったのですが、入り口に撮影禁止との文字が・・・
早速ですが今回の感想です。
工作機械メーカーはIoT(Internet of Things物のインターネット)にかなり力を入れている印象がありました。もう24時間機械を稼働させる前提で機械やアプリを作っていましたね。加工時間の短縮・稼働率の向上を目指し複合加工機の次の段階に行っていました。
1台の機械でミーリング・旋削・研削・ボブ加工・焼き入れまで出来る機械がありました。工程集約機?ですかね。工定間の移動や外注工程もなくなり、かなりのリードタイムの短縮が期待できます。
これに加えロボットを付け、加工現場の生産指示や段取情報、加工や稼働状況、機械のメンテナンス情報などを見える化、デジタル化し管理を一元化する事により無駄をなくし機械の稼働率を上げる事を目標としていました。
確かに、上手く使えれば何時機械が空き、あいた時間に出来る仕事を入れる事が出来れば稼働率は上がりますね(何もトラブルが無ければ)。数台の機械ならいいですが、何百台もあったらシステムの導入・管理するだけで大変そうですが・・・
そのほかには、FMS・ロボットにより加工から測定まで自動で行ってくるれるようなものまで有りました。
個人的には、資金力がありリピート品が多い場合にはIoTの導入でかなり生産効率・機械稼働率は上がると思います。
リピート品などには対応できても新規品やトラブルが起こった場合の対処はやはり人間が行う事になります。また、加工品の形状(薄肉など)や加工応力で加工後に変形するようなものはどうでしょうか?さすがに自動で歪を除去したりするのは無理だと思います。
設備投資を行うにはそのような仕事に特化していればいいでしょうが、私たちのような中小企業でこのような単品・短納期がほとんどです。職人の技術で最新の技術に対抗です!
知能化技術だんだんと進歩してきて誰でもそれなりの物を作れるようになって来ました。このような技術を使うにはしっかりとした基盤技術が必要です。最新の機械(技術)に使われるではなく機械(技術)を使いこなせるようもっと勉強していかなければと感じました。