普通旋盤は汎用旋盤・旋盤などと呼ばれ機械加工の原点です。
旋盤は工作物が回転し、ハンドルを手動で回したり自動送りによりバイトと呼ばれる刃物を使い工作物を削ります。
そのために加工後の形状は、丸形状や円錐形状になります。
現在の主流の刃物はスローアウェイと呼ばれる刃先交換式ですが、自分で成形・研削したバイトを使ってみると研ぎ具合でハンドルを回した時の抵抗や切り屑の出方でどういう風に研げばいいのかの勉強にもなりますよ!
NC機では自動運転で削るのでバイトの切れ味なんか判らないですからね。
やはり基本は汎用機です!
今の若い世代ではほとんどがNC旋盤のみで加工してますね、旋盤工は高齢化です。
NC旋盤と違い感覚運動系(体で覚える)の技能ですので練習あるのみです!
熟練工になるとバイトの研ぎ方で切り屑の方向を自由自在にコントロールできるようになりますよ。
旋盤加工をする上での注意点ですが
重要(危険)
・ チャックハンドルを付けたままにしない
・ 刃物台を回すときに主軸付近で行わない
・ 軍手をつけない
機械が壊れるだけではなく大怪我をします。
基本
・ エプロンの右斜め後ろに立つ
・ 測定はギアをニュートラルにするか電源を切る
いくら見えないからと言ってエプロンの前に立つと切屑が飛んできたり、万が一工作物が飛んだ場合、痛い想いをします。
2級普通旋盤技能士の当ホームページ作成者の村上肇先生です。
立ち位置、ヤスリの持ち方がお手本の作業姿勢です!
作業着じゃないのが減点です(笑)