皆さんはPDCAと言う言葉は聞いた事がありますよね?
聞いたことがあっても中々行動に移し実行するには大変ですよね。
今回は、いろいろな管理をうまく進めるための「管理の輪」を回すためにはどのようにすれば良いのかを説明したいと思います。
まず、PDCAとは
1) Plan 計画を立てる
2) Do 実行する(製造業の場合は生産)
3) Check 実行した結果を計画に照らし合わせチェックする
4) Action チェックした結果、問題があれば改善し、次の計画に問題が起きないよう
に反映させ、「管理の輪」を潤滑に回るようにする
という意味ですが実際、「やれ」といわれても参考例が無いと判り難いですよね?
実際の例を挙げてみたいと思います。
例 子供の自由研究
1) 計画を立てる(Plan)
お菓子の箱と割り箸でロボットを作る。
お菓子の箱を体、割り箸を手足としてテープで固定するよう設計する
2) 実行する(Do)
実際に作ってみる
3) 結果を計画にてらし合わせてみる(Check)
手足がうまく固定されず取れてしまった。
4) 改善する(Action)
テープでの固定をやめ別の方法を考える
1)に戻る
1) 計画を立てる(Plan)
固定方法を体の中、外から紙粘土で固定するように変更する
2) 実行する(Do)
実際に作ってみる
3) 結果を計画にてらし合わせてみる(Check)
うまく手足が固定できた。
見た目がカッコ悪い。
4) 改善する(Action)
カッコ良くなるにはどうすればよいか考える
1) へ戻る
この繰り返しがPDCA「管理のサイクル」と呼ばれるもので、このサイクルを回すには3)のCheck段階で計画と結果の相違を見つけ4)のActionで改善策を考えもう一度、計画を立て直しうまく行くまで繰り返すことです。
この一連のサイクルが管理の基本になり、計画機能(Plan)と統制機能(Check,Action)の二つの機能にわけられます。
計画(Plan)が適切でないと統制(Check,Action)が複雑になったり項目が増えたりし目標達成が難しくなりますし、統制(Check,Action)が適切でないと現状の把握が不十分であったり、計画(Plan)どおり実行できずになります。
どちらの機能も大切ですが、計画段階で良い計画が立てられれば統制も楽になるので計画の方を重視するようにした方が良いと思います。
例えば、初デートの再にはしっかりと計画をたてますよね?計画も立てずにデートをしたら、その場その場のアドリブ(統制)で乗り切るのは大変ですからね(笑)
デートの例以外にも旅行などのようにしっかりと計画を立ててから実行するような場面は多々あります。この機械に皆さんも「管理の輪」を利用してみてはいかがでしょう。