大物の加工例
搬入口(幅2.6m 高さ5m)
ホイスト式天井クレーン 許容重量2.8tのものが2機あります
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ターニングにてφ2.5m以上のリングを加工した例です。
ワークは幅2.6m高さ5mの搬入口よりフォークリフトを使って搬入。 その後、許容重量2.8tのホイスト式天井クレーンでターニングのテーブルまで移動します。
段取り時、平行を出す際はテーブル面に直にワークを置き、その間で隙間がある部分に薄い鉄板を挟んでいきます。隙間の有無はワークを叩いてみて、音の高さの変化で判断します。 加工の順番は、まず端面を行い、その後内径外径を加工します。その理由は、内径、外径に端面加工時の押さえしろを作る為です。 端面の厚みが整うまでは表面と裏面の加工を交互に2〜4セット行います。 大きくて細身なリングは歪が生じやすい為、加工は一度に行わず、途中で一旦冶具を緩めて、再度軽めに締め直したりします。 厚みが整った後は内径と外径を削って仕上げます。
弊社のターニング(TMS2-18/4J SE型旋盤)は最大径Φ4m、重量4tまでのワークを加工できます。 また、同程度のサイズの品においは、公差幅が直径寸法方向で0.5mm、高さ方向で0.1mm、平行度は0.05程までの精度が出せます。
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ターニング(TMS2-18/4J SE型旋盤)
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同程度のサイズのリング(約Φ2700mm)
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