現場たたき上げ技術者の機械工学 [MECHANICAL ENGINEERING]

内面研削盤の特徴と利点

内面研削盤とは、穴の内面を研削するための工作機械で穴の軸心と端面との直角度を出す為に端面研削を行える物もあります。端面と穴を同時に研削することで高精度の加工が行えます。

また、穴の位置精度もホーニングとは違い前加工(前工程)に依存せず、1つの砥石で様々な穴径にも対応できるので使い勝手はホーニング加工よりも便利ですね!
ホーニング加工では内径に溝が有ったり軸受けなどのように何段にもなっている場合基本的には加工できませんが、内面研削盤では砥石径と機械ストロークで研削できる大きさが決まり段形状の研削やテーパー研削も行えるため同軸度(同芯度)がバッチリと加工できるのも特徴の1つです!

 

内面研削盤が得意な加工例

 

20170117_01_内面研削盤

 

表面粗さは、当社の場合ですが被削材などにもよりますが最高でRz0.4程度となります。

 

 

内面研削盤には、研削方式により普通形とプラネタリ形の二種類に分類されます。
普通形は、製品の穴の中に砥石を入れ製品、砥石共に回転させ砥石の切り込み・前後の送りにより研削を行います。

20170117_01_内面研削盤2

 

プラネタリ形は、製品が大きい場合や、バランスの取りづらい場合に用いられる方式で砥石軸に遊星運動を与えて研削を行う方式でプラネタリ形といいます。マシニングセンタで言うヘリカル加工を行っているイメージです!

 

20170117_01_内面研削盤3

 

 


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